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2007.02.13

ときわ台には通っていたパブがある

 常盤台といえば、今日のニュースで必ず触れていた、悲痛な事件の話。
 一週間前、たまたま点けた夜のテレビニュースで事件現場の映像が流れた。
 …わ、常盤台じゃないか!ずっと目が離せなかった。
 昔通っていたパブがあるので、見慣れた光景だった。見慣れた光景の異常事態。

 あとで忘れるといかんから記しておく。
 踏切そばの派出所勤務の警察官と、精神的に不安定な女性が通勤快速に轢かれた。
 自殺を口にしていた女性は一度派出所で保護されたが、再び踏切に向かい、それを追った警察官ともみ合いに。しかし、踏切内のセンサーは立ち往生した車など6秒間制止した物体でないと検知しない。女性の身体は線路上へ。警察官はホーム下の待避スペースに押し込もうとしたが、うまくいかず、女性を守る形で先に轢かれた。
 当夜はホーム設置の警報ボタンが押されなかったらしいと報道されていたが、その後押されていたことが判明している。警報ボタンが押されると、近づいている電車に伝えられ、運転台でブレーキ。止まるには100mかかる。運転士は警報よりも目視の方が先だったと言っていたという。ともかくも間に合わなかったということらしい。
 ホームからの落下を検知するマットが敷かれていなかったのは、確かに残念だ。

 その警察官が、6日ののち、昨日亡くなった。今日はまた、見覚えのある情景が流れた。
 たぶん、あの交番には道を尋ねに行ったことがある。
 亡くなった方にはお会いしていないはずだが、見知った交番だ。
 ご冥福をお祈りする。

 東武東上線は池袋から成増まで、ほとんどの電車が一足飛びにとばしていく。その途中にある常盤台は、各駅停車でないと止まらない。各駅停車は本数が少ないので、終電間際だと危ない。
 小さな駅で、逃げられるところもない。踏切からすぐにホームに駆け上がることができそうな。

 昔は新宿駅のそばに立派な「シャーロックホームズ」という名前のお店があったが、惜しまれながら閉店した。今自分が知っているのは東京近隣ではこの店だけだ。新宿のゴージャスな店もよかったが、こちらは地域の人たちがよく来ている風情の店。
 今度行くときは、あの交番の前を当たり前に通り過ぎるのだろうが―いや、ニュース映像で流れた、重傷の警察官に同僚の方が呼びかける必死な声。甦ってくるかもしれない。

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