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2008.01.26

『図書館の論理』、特集・図書館法の30年

 こんなの忘れていた。

 就職してから、図書館員の知人に聞かれた。
 「図書館に興味もったのはどんな本から?」
 「大学図書館の書架に並んでいた羽仁五郎『図書館の論理』。憲法の先生が真理と自由の関係を話題にしていた頃に、中井正一と国会図書館の前文の話を見つけたりして。あと、塩見昇『知的自由と図書館』かなあ…実物の塩見先生は、就職してから多摩方面でやった講演会を聴いたときに、申し訳ないけど「あーこりゃあ…」と思っちゃった」(そのときのテーマは「図書館と法」だった)。
 佐藤晋一『中井正一・図書館の論理学』の最初の版が出たとき、なけなしのお金を出して買った。「ちびくろサンボ」が問題視された時期で、「図書館と自由」シリーズを借りて読み、根本彰先生に憧れたりした。
 かの知人も法学部出身だったが、「図書館の思想に興味をもつにしては、中井正一から入るなんて普通じゃない」と言われた。
 今でこそ岩波文庫で出たりしているが、大学図書館にあった「中井正一全集」はほしかったなあ。はたして価値があるのかわからないが。
 筑波の後藤先生が中井を研究されているが、羽仁同様、歴史ではある。図書館界からすると正道ではない気がする。不勉強なこともあって、いつまで経っても外様感覚が抜けない。

 前の記事の、国会図書館の「納本」制度の位置づけの変化と納本代償金「相当補償説」については、『図書館の論理』に出ていたんじゃなかったか…と思って、積ん読状態の本の山を越え、書棚の奥に眠っている学生時代のファイルをひっぱり出し始めた。当時コピーしたファイルをまだもっている…さすがに今年は整理しよう。
 それでまた、肝心の部分が出てこないんだなー(苦笑)。
 めくって見ている中に、こんなものが!

 『法律時報』1980年(52巻)11月号・特集=図書館法の30年

 『法律時報』で「図書館法の30年」の特集、かあ…。5本も論文がある。
 すごい時代だったのだなあ。
 今の『法律時報』で図書館法なんて、特集してくださるかしら。

 しばらくして、『図書館の論理』のコピーが出てきたが、このコピーには金森徳次郎氏の相当補償説は出てこなかった。
 どこで読んだのだったのかしらん。

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