ある図書館員の回想
図書館員の愛弟子:min2-flyさんへ(コメントにしては長くなったので)
min2-flyさま、迅速な対応ありがとうございました。
早すぎて、いいのかな~と思いもします。
でも、ありがとうございました。
以下、MIZUKIさん言うところの「何だかだらだら書きの思い出話」。
私が急いだのは、私の年末年始の家庭の事情もありますが、min2-flyさんの論文の〆切が心配だからです。勝手な心配。
自分も忙しいし(公私ともに滅茶苦茶な一年だった―ほんと、休みに入ってやっと自分が取り戻せた気がします)、放っておいてもよかったのです。未だにリンクはフリーです、「未だに」とか言わずとも当たり前のことですから。こちらからbk1やあちこちにトラックバック打ってますし、古い記事にトラックバックいただくと嬉しかったりします。
でも、いまmin2-flyさんの労作を放っておいて、年明け以降また無茶な日常に復帰してから「やっぱ煩わしいわ」とかmin2-flyさんに言い出したら (今回ドイツ人が読むだけじゃなくて、日本でカレントアウェアネスの記事になってるってのが痛い)。それこそ、そちらが「煩わしい」でしょう。
「リンクは自由です!」と無視するくらいの度胸をおもちだったら、いいんですけど(笑)。
「日本の図書館系ブログの概況・歴史」かあ。肩に力を入れたら大変なことになってしまいそう(今回はみなさんの協力もあって、充分ですね)。
私が報告する立場なら、発信者の側の都合も考慮しつつも、なんらかの記述を入れておいた方がよいと判断したなら、そのブログについての記述を入れるでしょう。迷うだろうし、表現には慎重を期すと思いますけれど。
私のブログに多少のインパクトがあるとすれば、船橋市西図書館判決の頃ですが、これはもう過去のものとなりつつあります(一番消してしまいたい記述が多いところでもあります)。だからって刊行されている評釈類に納得いっているわけでもないんですけどね、これはまた別の話。
全然違う、だけどちょっとは繋がっている話を紹介します。
どう繋がるかってえと、日本のブログと新潟県中越地震は関係あるってこと。
自分がPCやネットから離れていたのにまた戻ってきてしまったのは、中越地震のせいですね。
ウチが始めたのが2004.8.28。地震が2004.10.23。
友人の修士論文の素材は、阪神大震災のときの、ニフティサーブのログでした。
当時のニフティのフォーラムは、ツリー型の表示ができたので、トピックごとに分岐させていくことができました。管理人もいた。
これを情報学的観点から、現実に起こっている課題-提案-解決(報告)という情報処理過程において「フォーラムの形式」が媒体としてどう機能したか、を分析したのです。
自分も阪神大震災のとき、図書館の動きをリアルタイムで(バーチャルながら)読んでいました。
まさかその後、自分の郷里が地震に遭うとは思ってもみなかった。
ブログとWikiがきわめて効果を発揮した初めての局面だったと思います。リアルタイムで、今度は実家の家族を心配する当事者として、情報に飢えていました。図書館系に限定されることではありませんでしたが、図書館系ブログにも影響はあったと思います。新潟中越地震:sl-shockの学校図書館ボランティアとか。
そのひとつ。
ココログにカテゴリという主題を示す統制語がありますが(タグクラウド全盛の現時点で有効かは不明)、同じ語を使うユーザーの人数が一定程度揃うと公けになるんですね(スタートレックなんか共通の統制語を使うために調整したそうです)。
中越地震の統制語を決まったことを報ずる記事が2004.11.27。
図書館員の愛弟子:ユーザーカテゴリ「新潟県中越地震」
参考:むいむい星人の寝言:新潟県中越地震カテゴリできました
その後、このユーザーカテゴリを使ってココログの中で「図書館」を使いましょう、と知り合いに呼びかけたときの記事が2005.3.1。
図書館員の愛弟子:ココフラッシュをサイドバーに
参考:読書日記:情報センターの時代
ココログ内だけの話ですが、ココログで「図書館」をカテゴリ指定できるようになったのは以上の経緯があります。
hatenaでもまた、別にいろいろあるんじゃないでしょうか。
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