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September 2007

2007.09.06

民事事件の訴訟記録を読んできた

 あー訴訟記録って行政文書の一種なんだなーと思いました。という話。
 不勉強なので、限られた時間に通し読みするだけでは、ありがたみがよくわからない。じゃ…やってみっか。試しに、簿冊に付けられた厚紙の表紙にある文書の記号番号やら目次を控えてみた。
 なるほどね。確か訴訟手続の解説で目にしたようなことが、実感される。つくづく、文書なんだなーと。

 保存年限について、改めて係の方に聞いてみる。
 「(民事事件の)判決原本の保存年限は原則50年」。これは以前聞いたこと。
 しかし、簿冊に実際に綴じ込まれた「判決原本」の文面を見ても、ワープロソフトで書いているのだろう、何の感慨も沸かない。判例雑誌と同じ。判例雑誌に掲載された事件なら、評釈が付いている分、そちらの方がよっぽどいい。

 簿冊に綴じ込まれた書類の内、50年もの長期に亘って保存されるのは判決原本「のみ」であって(他の形式だともっと短い)。判決の前提となった証拠等の書類の保存年限は、ずっとずっと短く、「5年」。
 判決等が出た年月日の、翌1月1日から数えて5年経過した12月末迄。「1月に大きなトラックを呼んで、捨てるんです」。

 ――なんだ。
 実質、裁判が公開されているのなんて、5年、てことじゃないか。

 判決を構成する、事実認定と法令適用(解釈)は8対2だと言われる。「判例」は数多く出される判決のうち、法解釈の部分について、先例として新規性を認められたものだ。それはそれとしてもちろん意義がある。
 しかし、その前提となる「事実」とは、実は「裁判所が認識した事実」だ。「真実」では、ない。裁判ドラマを見ても判るように、当事者双方が手続に則って攻防を繰り広げた結果だ。
 事実認定が適正になされたかどうか。事実認定のプロセスは、認知という情報処理のメカニズムの一種である。
 その検証は、5年の間しか、できないのである。

 自分が閲覧した事件では…やはり驚いた。この証拠で、判決に書かれた事実を認定したんだ。
 頭いいんだな。

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2007.09.22

やるな、DoCoMo2.0。

 テレビCMは華やかだが、ラジオCMがまたいい
 出演:古谷 徹・池田 秀一・小山 茉美。
 「海までドライブ」篇の小山さんの声には、嬉しくなってしまいますよ。
 ゴーショーグン『時の異邦人』のときは、7役分の声をアテたっつうんだから…。

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2007.09.24

目次:大島真理『無口な本と司書のおしゃべり』

無口な本と司書のおしゃべり
大島真理
郵研社, 2004.11

目次

パートI

画面スクロールは巻物と同じ?!
囚われの司書
「刑務所図書館」のある国
かしこいシンデレラ
まさにプロフェッショナル
トロントの「少年少女の家」
主人公は郵便屋さん
家出をするなら図書館?
言ってはいけないこと
『華氏451』
図書館にであう旅
コンシェルジュ
まずは『広辞苑』
『パリ・テキサス』
『アマデウス』という名
絵本を抱えた少年
十進分類法
ライブラリーホテル
雨後の山菜
ノスタルジー本屋
本が変えた人生
ケルンの水とエビアンの水
ブラウジング・ルーム
図書館珍語・珍例集
ISSNとISBN
『今日は死ぬのにもってこいの日』
ミステリィの楽しみ
『読書する女』
識字以上のもの
古典は変幻自在
お勧め本はありますか
理想の図書館
さすらいのライブラリアン

パートII

▽鳥(バード)のように旅をして
 『朝鮮奥地紀行』イザベラ・バード著
▽人が母語を失ったときに
 『それでも私は旅に出る―チマ・チョゴリの日本人、世界へ』金纓著
▽圧倒される人生の真実
 『サンダカンまで―わたしの生きた道』山崎朋子著
▽何者かに対して深く頭をたれて
 『シックスストーリーズ―現代韓国女性作家短編』キム・インスク他著
▽かけがえのない存在へと変わるとき
 映画『おばあちゃんの家』
▽「見上げるのは空でいい、見下ろすのは大地でいい」
 『私以上でもなく、私以下でもない私』朴慶南著
▽美しいものに出会う魂
 『モギ―ちいさな焼きもの師』リンダ・スー・パーク著
▽物言わぬ武骨な手が語ること
 『在日』姜尚中著
▽児童文学に見る図書館の理想像
 『晴れた日は図書館へ行こう』緑川聖司作 宮嶋康子絵
▽芸術家のカップル
 『愛と創造の日記』から『智恵子飛ぶ』へ

あとがき
初出一覧
本と映画の索引

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