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August 2006

2006.08.26

目次:神山潤『「夜ふかし」の脳科学』

※2006.9.2.公開。

「夜ふかし」の脳科学 子どもの心と体を壊すもの
神山潤
中央新書ラクレ, 2005.10

目次

はじめに

第一章 「寝る子は育つ」のウソ、ホント―眠りの基礎知識
診察室で/眠りのセット/レム睡眠の発見/子どもは夢を見ているか?/レム睡眠は浅い眠りではない/夜中に目を覚ますのは当たり前/生体時計とフリーラン/生体時計を調節する朝の光/「周期」のメカニズム/生体時計の同調メカニズム/赤ちゃんの昼寝の時は暗くしない/疲れていれば誰でも眠る/眠れない=不眠症、ではない/生体現象としてのサーカディアンリズム/睡眠と成長ホルモンの誤解/年々短くなる睡眠時間/長生きするには七時間睡眠!?/内的脱同調/夜型の生活習慣でホルモン分泌が変わる/夜ふかし朝寝坊は午前中の体調がよくない/朝、気持ちよく目覚めるには?/生体時計のズレが生体を維持している!?効率の悪い午後二時の会議/短時間の昼寝は脳にも体にもよい/睡眠時無呼吸症候群/居眠りは脳と体のSOS

第二章 眠らない子どもたち―日本の子どもの睡眠事情―
世界一眠らない日本の中学生/午前三時に就寝する三歳児/四割以上の子どもが夜ふかし/フランスの赤ちゃんの平均就床時刻は午後八時/中三の八割以上が午前〇時以降に就床/六割の児童・生徒が「睡眠不足」を自覚/テレビがついている家庭の就床時刻は遅い/眠らない理由は「なんとなく」

第三章 眠りと学力、心の成長―夜ふかしでは学力は伸びない
たかが夜ふかし?/夜ふかしと成績/慢性の時差ぼけ/明るい夜が人の生理を狂わせる/明るいとメラトニンが分泌されない/メラトニンシャワー/睡眠不足の原因は夜ふかし/老化を進める睡眠不足/寝ないと太る/起きては食べる肥満の連鎖/睡眠不足が脳に及ぼす悪影響/眠りと「ひらめき」の実験/眠らなければ学力は身につかない/朝食欠食と学力/三角形を描けない子どもたち/キレる子どもたちの眠り/眠りとイライラ度/寝不足は生命力を消耗させる/発育期の脳と眠りの実験/眠りは脳を冷やす/あなたの子どもは大丈夫?

第四章 夜ふかしとセロトニン―二四時間社会がもたらす障害
心の神経伝達物質・セロトニン/セロトニン不足で攻撃的になる?/自閉症の「心の理論」/サリドマイドで自閉症が発症する/セロトニンはうつ病の薬/セロトニン神経系の四つの特徴/セロトニンを作る食事とバランス/夜ふかし朝寝坊とセロトニンの関係/幼児の生活リズムと活動量/よく動く子は早く寝る?/早起きの子は寝る時刻が早い/動かないとセロトニンが……/「心の理論」に問題のある子どもたち/低セロトニン後遺症の拡大/「慢性の時差ぼけ」が慢性疲労を招く/小児期の運動不足が慢性疲労症候群に/燃えつき症候群も眠りに問題がある/ニートの背景としての低セロトニン状態/抑うつと低セロトニン後遺症/登校困難な子どもたちの眠り/手を振って歩くことができない子ども/よく噛んで食べるとセロトニンは活性化する/寝転んでばかりいる子どもは危ない

第五章 眠りと生活習慣―しつけの生物学的な根拠
脳科学に基づいたしつけ/「心」の問題は「脳」の問題である/しつけはストレスか?/怒らず叱れ/ほめることの脳科学/いくつになっても脳は変化する/しつけの成果/子どもを眠りに導く「儀式」/添い寝の良し悪し/我慢にも意味がある/メディアにされされている子どもたち/メディアの四つの問題/ネット上の対人関係/眠りに関するメディアリテラシー/親たちの嘆き/ラジオ体操のススメ

第六章 誰が子どもたちを眠らせないのか?
子どもをないがしろにしている日本/子どもたちを守るのは誰か/薬よりも運動を/セロトニンとメラトニンを高める八か条/小児科医向け教科書の誤り/子どもとのスキンシップは朝に/生活習慣の確立にマニュアルはない/眠りの常識にも地域差がある/コンビニの功罪/子どもたちを眠らせない者たちへ

おわりに

参考文献

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2006.08.27

目次:香山リカ『テレビの罠』

※2006.9.2.公開。

テレビの罠―コイズミ現象を読みとく
香山リカ
ちくま新書, 2006.3

目次

はじめに
小泉自民党が圧勝した夜/なんだか、大変なことに/「暴走だけはせんといて」/誰が圧勝を望んだのか

第1章 「軸」は混乱した
声をそろえる"右""左"/"小泉派"の女流作家までが/私自身の読み違え/小泉自民党が見せつけるイメージ/リベラル派の嘆き/メディアも「むなしさを覚えた」

第2章 考えられない出来事の数々
大義はもはや必要ない/「刺客」候補の人気/「くの一」はセレヴほどモテる/ホリエモン善戦す/都市部では堀江候補が"勝利"/"瞬間的真剣さ"こそ大切?

第3章 視聴率・テレビ・政治
テレビを真面目に見るのは七%/小泉首相はテレビについて知っていた/マスコミの責任は大きい/突っ込まない記者団/バラエティーのジレンマ/乗っ取られた「サンプロ」/マスコミを動かすのは誰か/主体はどこにもない/視聴者を思う善意があだに/マスコミも視聴者も小泉もハッピー

第4章 "翼賛"化する日本
迎合したのは大衆のほう/ポピュリズムとは何か/テレビ好きは自民に/人気をどう票に結びつけたのか/狙われた「B層」/日本のポピュリズム―三つの特徴/「文化の小児病」の進行

第5章 三島由紀夫の予言
ワーグナーを愛する二人の宰相/翼賛選挙との共通点/おそるべき「沈黙の螺旋」/ヒトラー時代、リベラル層はマヒに/日本は「ファシズム前夜?」ニートも支持した小泉政権/「不安」が生んだ自他未分化幻想/小泉政治に足りないものは「優しさ」/政治家は見た目が九割五分/小泉はニヒリストなのか

第6章 新しい「大衆社会」の出現
自民党圧勝は"想定内"と言う人たち/映像から「命がけ」がわかるのか/かつての「弱者」が野党を見限った/三十代の論者は楽観的/矛盾する「軽さ」と「ロマン主義」/「普通」に見せれば支持される

第7章 ポストモダン社会の悪夢
ポストモダンが実現した/ポストモダンは楽園ではなかった/リベラリストはなぜ沈黙するのか/人々を黙らせる「テレ権力」/「現実」か「虚構」かは取るに足らない/想像界のゲームが人を動かす

おわりに
「堀江貴文氏、逮捕!」/「自虐的に反省するマスコミ」/テレビ的な、あまりにテレビ的な/西条八十を攻撃した大学人たち/対立の崩壊、教養の終焉/「テレビ」の罠/「小泉劇場」から「スピリチュアル占い師」へ

あとがき

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