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2005.09.13

雑録・船橋判決、西尾日録、表現の自由

 『裁判所時報』2005.8.1.号に、船橋判決が出ていました。以前の記事から考えると、民集登載の流れでしょう。あれから調べたのですが、『裁判所時報』掲載の判決は民集・刑集掲載件数よりも少ないようです。まあ、『裁判所時報』の形式が官公庁の公報の体裁ですからね…。

 @niftyから、「西尾幹二のインターネット日録」にこのブログからTB入らない件、最終的な連絡あり。随時進展あり次第、中間報告的に調査結果をお知らせくださるようにお願いしていたのですが、今回の回答から、やはり先方で「出入り禁止」ではねるような設定にしてあるという容疑が固まりつつあります西尾日録は検閲、焚書ブログであることがやはり明らかになってきたと言いますか(笑)。
 @nifty側では、自分が同じ記事から先方と他の宛先にも同時にTBを送信していることは監視していて、ログ上、他のところでTBが成功しているときにも常に同じ返信で拒否してきていることがわかるとのこと。ココログにもIPごと制御してしまう方法はありますが、もっと高度な選り分け方をしているらしいです。
 そのうち、先方の管理人さんの「年上の長谷川」女史に問い合わせのメール打ってみます。

 なんか、こういう人の「表現の自由」ってなんだかな、って思いません?もちろん、法や国家が保護するのは原則、「表現をする/しない自由」でしかなくて、「表現をさせる/させない自由」ではない。バーリンの「二つの自由」観念で言えば消極的自由に過ぎないわけですね。それを今回は、公立図書館に限り「表現をさせる/させない自由」を保護したわけですよ。その同じ人物が、社会的に「公的な表現の場」を設けて自分の主張を好きなように言うだけ言う。でも反論は認めない。これって変じゃないですか。違和感があります。
 今回あちこちで「焚書事件」についての記事を見たのですが、その中に図書館員全般に左翼傾向を見る記事があり、ちょっとちょっかいを出してみました。まさに西尾幹二氏の口頭弁論に惹かれた論理です。「そのお考え、興味深いです。自分自身の体験からもある程度納得もしますが、事件や西尾論文をひいて論理を組み立てていますよね。それについては私のブログで虚偽があることを明らかにしており、看過できません。もしそれら以外にもご自身の経験なり論拠をおもちならば、ぜひお聞かせください」。返ってきた返答は、「私の書いたものを受け手がどう読むかは自由です」で、それ以上のコメントを拒否されました。そもそも、TBを受け付けていないブログです。
 まあ、個人がブログをどう運用しようが、この御仁にせよ西尾氏にせよ同じで、私も同じでしょう。それが本来の「表現の自由」です。しかし、公的な言論空間に参与しようとする以上、そうした事実、最低限保障すべき領域を超えて、意見を交わす場を設置する者が目的に応じて見せるべき誠実さ、公正さは社会的にあるはずです。そしてそれは法や国家が判断するよりも、その言論空間を読み、そこに参加する読者が判断すべきもの。
 これが原則であるなら、判決が依拠している論拠は、少し考えが変な気がしてきます。公立=政府であることは間違いないが、一図書館に求められるべき線は、「表現をさせる/させない自由」という観点においては、論じられるべきであったのだろうかと。もちろん、トンデモ図書館員のやったことからすれば、「公正さ」という点から裁かれる必要性はどこまでもあったのかもしれませんが。
 国立国会図書館の児童ポルノ検閲なんかは逆に「表現をさせない自由」を認めちゃっていて、レベルからしたらこっちの方が影響大ですよね。「表現をさせる/させない自由」を、船橋市西図書館が行使するにしても、読者は勝手に廃棄された本を読みたければ買えばいいんだし、最後の保障は国会図書館があります。国会図書館の利用制限措置はそういう意味で重大なはずなんです。自分は言論の場を維持する、という点からすれば国会図書館にも裁量があると思っていますが、問題は国会図書館と一図書館の保障、機能の差です。一図書館はどこまでも「表現をさせる自由」を維持してやらねばならないかというとそれは違うのは当たり前。
 判決についての感想はずるずると書いていくことになると思いますが、この辺りから突っ込んでいくことになるんだろうと思います。

【追記】
 日録:最高裁判決にこの記事からTB打つもダメ。以下のコメントを送信しておきました。さて、掲載されるかどうか。


 「西尾幹二のインターネット日録」が言論の公器であるのか、単なる応援ブログで「検閲」を当然とし反論も認めないのか、このコメントが載るかどうかで一材料とします。
 私のブログに関連記事を掲載しました。ご参照ください。


【同夜追記】
 無事上記コメントは反映されました。「一材料」にほっとしつつも、TBは何度やっても受け付けてくれないので、このコメントの反映も疑心暗鬼にかられそうです。つまり、コメント反映は内容を見てアリバイ作りに今回のみ掲載されただけなのでは、という疑念に。
 以前も書いたように、システム上TBが入れられない以上、反論を許さない場になっていることは間違いないということを、管理者の方はお忘れなく。コメントが入れられたらそれでいいでしょ、というのでは個人的には納得しません。

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Comments

ROE さん

ブログや掲示板などのITツールを使えば双方向の情報の遣り取りができ、意見や考えを伝えられるはずであるのに、気に入らないものは排除するという対応は、まさに「西尾日録は検閲、焚書ブログである」としか言いようがないですね。誹謗・中傷ではなく意見・議論をしているものに対しては、聞く耳をもつべきだと思います。

いつもながらの、ROEさんの「辛口批評」は納得させられるばかりです。
ところで、国会図書館と一図書館では保障、機能の差があると書かれていますが。ここでいう保障、機能とはどういうことですか?教えてください。

Posted by: 橘屋宗兵衛 | 2005.09.17 at 13:23

 橘屋さま、まず、謝ります。
 端的に返答を書こうと思いましたら、暴走してしまい、長文となってしまいました。
 9.14.付記事として立てましたので、どうか、読めるようでしたら読んでみてください。途中でやめられるように区切りは付けてあります。
 本当にごめんなさい。

Posted by: roe | 2005.09.17 at 18:13

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