« この時期に風邪をひいて | Main | 「真理がわれらを自由にする」を検討する(1) »

2005.04.11

「真理がわれらを自由にする」を検討する : 目次と資料

 前置き。
 自分が学生時代に勉強もし、諸事に思い悩んで考えた成果。

 「真理はあなたがたを自由にするかもしれないが、幸福にするとは限らない」。

 自分の学生時代の成果は、この確信に尽きる。
 真理と自由は関係があるが、ひとりひとりの人間にとっておそらくもっとも大切な価値、幸福は、真理と自由とは必ずしも関係がないのである。
 そして十数年後のいま、図書館員としては、「あなたがた」と「われら」と言うことには、とんでもなく大きな違いが含まれているのではないかと思っている。

 さて、『図書館雑誌』2005年2月号「窓」というコラムに、渡辺信一「「真理がわれらを自由にする」雑考」『図書館雑誌』2005.2.,p.68.という記事が掲載されている。
 以前から検討しようと思っていたので、機会と捉えた。
 以下、調べた経過順に述べていってみよう。

0.基本資料
1.私の視点。
2.指宿氏の提言。
3.ある憲法学者の見解。
4.法律に詳しい同僚の見解。
5.もうひとり、憲法学者の見解。
6.論点の整理と考察。

0.基本資料

0.1.国立国会図書館法前文

 国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立つて、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される。

0.2.日本国憲法第二十条第三項

 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

0.3.聖書(ヨハネ伝第八章三十二節)

 「真理は、あなたがたに自由を得させるであろう」。
 原文は、"あなたがた"は、「あなた」ともとれる。二人称で、単数形と複数形が同じ。

 国会図書館のことばは館法の草案者たちが作成した。特に該当の部分は、羽仁五郎氏が留学中のドイツの図書館にも同様のことばがあったのでそこから発案したと推測されている。

0.4.国立国会図書館の本館目録ホールと関西館

 東京本館ホール壁面には、「真理がわれらを自由にする」ということばとともに、この元の聖書のことばがギリシャ語で刻まれている。
 関西館ではパブリックスペースにはなく、事務棟のロビー内のみ。

|

« この時期に風邪をひいて | Main | 「真理がわれらを自由にする」を検討する(1) »

「図書館」カテゴリの記事

「学問・資格」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50734/3468523

Listed below are links to weblogs that reference 「真理がわれらを自由にする」を検討する : 目次と資料:

« この時期に風邪をひいて | Main | 「真理がわれらを自由にする」を検討する(1) »