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2005.03.28

図書館情報学批判(1) : 私の主張のまとめ(2005.3)

※この記事は、2005.3.8付「「図書館学、情報学と法情報学」のその後」で課題としていた、話題を扱っています。

 これまでの記事のそれぞれのまとめの部分で、いくつか自分の主張をしてきています。
 ばらばらなので、わかりにくい。自分の整理のためにもまとめてみます。
 ここでは、図書館情報学という学問、研究者に対してです。
 私は、次の二つの領域の研究について、批判と懐疑の目を向けています。ここに書いてあることが根底と言っていいです。
 もっと大事なことあるだろうに、こんなことやっちゃってて…その上それで本来の目標を台無しにしている…!と、いうのが図書館情報学に対する恨みです。

 ・数値による評価指標
 ・電子図書館など機械化技術

 この二つの領域の研究成果は、現在の図書館現場に必要であると同時に、現場で却って逆機能化している場合があります。必要性については、もう痛いほどわかるというか、自分もこれまで一生懸命勉強してきたつもりです。
 しかし現場で逆機能化するのは、おそらく、研究そのもの・研究者自身は意図してはおらずとも、現場組織で利用しようとするときに誤解をしてしまうのです。

 むしろ誤解されないような「実践的に使えるパッケージ」としての研究を望みたい。その研究が「使える」ところまでいけないのであれば、「実践的に使う」ためには「何が足りない」のか、どのような方向性の部分研究なのか、明示しなければ逆機能化してしまうでしょう。

 やや飛躍しますが、おそらくこの二つの領域に足りないのは、やはりこの間にある「情報」観が不安定だからではないかと思います。
 この二つはどちらも目標や目的を実現するための「道具」「技術」です。その目標や目的が不安定だから、「道具」や「技術」が自己目的化してしまうのです。
 その目標や目的を明らかにするためにも、図書館という制度が社会にとって何なのか、語ることばが別に必要なのではないかと思います。「情報」はそのキーワードとなるものです。

 主張を簡単にまとめると以上です。
 次回から、逆機能化していると思われる状況を述べてみます。
 ※残念ながら、(3)は成功しませんでした。

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