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2005.02.16

図書館学と情報学、法情報学(2) : 「法・情報学」?

 「図書館・情報学」の枕として、「法情報学」について思うこと。
 この先、図書館学に戻ってくるまで長いので、先に謝っておきます。すみません。

 「国際」「情報」と付ければ何でもいい、という風潮がはびこってひさしいが、本家図書館学に限らず、法学の分野にまで及んできている。ただ、日本の法学界本流が採ってきた方向性からすれば、必要なことでもあるとは思う。
 学会のふたを開けてみると、やっぱり二部構成。

 「従来の法学を「情報」の観点で考える」。
 「電子情報ネットワーク環境における新たな法状況を考える」。

 これらは、実は直接的には接点がない。法学を情報の観点から捉える場合の「情報」と、ネットワーク環境における「情報」は、必ずしも同じものを意味していない。
 反面、この二つは従来の法学の方法においてもやってきたことである。前者について言えば、法学ほど社会的な利益の分析、概念構成に実務・学界あげて努力してきた領域もない。後者について言えば、新しい利益状況に新たな規範の必要性が生まれてくるのは当たり前で、電子化・ネットワーク化の側面だけを採り上げるのはむしろ解せない。後者の狭い個別領域を扱うものと了解するのならば、前者と一緒くたにするのはまたわけがわからなくなる。

 自分の主張は、「このような法情報学の学問的状況は、図書館・情報学と似たり寄ったりだ」というもの。
 本記事の論旨は以上。
 以下、伝統的な法学の方法と情報との関係について、もう少し突っ込んでみる。そこで感じていることから、なぜ図書館学と情報学がおかしなことになっているか、見えてくる気がするから。

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