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2005.01.27

長岡みやげ、あれこれ

 先週末、急遽所用で長岡に帰った。その備忘。
 主に帰りの土産の話。

 朝日酒造の純米大吟醸「呼友」を一本買う。
 長岡駅構内の酒屋は、以前伺ったところでは、有名どころの酒をあえて置いていないという。駅正面にあたる西口近辺に3、4軒ある酒屋は、それぞれ個性がありどの店も力の入れ方が違っている。一軒が朝日酒造の酒を扱っているので、地震からしばらく経っているいま、入荷の様子を見てみようと思い寄ってみた。
 「久保田」は、店頭には生酒の「翆寿」だけしかなかった(千寿はもちろんあったけど)。碧寿や万寿は出荷シーズンが違うのだろうか?新幹線出発時刻まで時間がなく急いでいたので、訊きそびれてしまった。新潟の酒のうち、久保田のことばかり気にしているように思われるのが嫌だったのもある(自分の個人的思い入れについて書いた過去記事はこちらこちら)。
 それから最近余裕のある帰省がないせいか、今回初めて気がついたこと。朝日山の「越州」もなんだかいまはいろんな冠が付いているのですね。最初は「越州朝日山」の名前で、種類があっただけ、だったはずだけど…。ちゃんと観察してなかったなあ。ちなみに呼友も乎友だと思っていたが、「呼ぶ」だった。最初に出たときに、「ヘエこれで「友乎(よ)びて飲む酒」と読むんだ」と話した記憶は間違いだったか。
 また自宅に眠らせておくのもと思案したが、呼友は、最近自宅で飲んでない、入手の機会もあまりないかろうと、やはり(つい)買うことにし(まっ)た。
 いつもの価格のようだったので、レジで「やっぱり値段上がってますかねぇ」とボソと聞いてみたら、「箱付だと箱代100円かかりますからね」と普通の顔をして返ってきた。瓶そのままのものと並んでいたので、贈答品に使う可能性も考慮して箱入をつい選んでもっていったのだが、そりゃ箱代分は高いよな。「久保田会」は地震だからと言って高くはしないらしい。大変な時勢、高く売ってもいいのになあ、とも思ったが、ここは地元である。企業努力なのだろう。それとも、本当に大丈夫、なのか。店員さんもなんだか当たり前の顔していたし。
 しかし気になるのはこの冬仕込んだ酒の味だ。帰省中にご近所の奥さんが「朝日酒造の酒粕、出てたから買ってあるよ。やっぱり味落ちてる。…吉乃川よりンまいけどね(笑)」。今回入手した呼友は、いつ仕込んだものだろうか。あとでラベルを見てみよう。

 出発時刻まで間がないのに、ほかに気になっていた土産を。改札前のNEWDAYSは土産ばかりで、コンビニじゃないみたい。
 「五十六カレー」。
 「横須賀海軍カレー」のヒットでご当地カレーブームにあやかったレトルトカレーだ。長岡は山本五十六の出身地。新潟名産マイタケ入り、だそうだ。
 帰宅して気がついたが、ビニール袋まで黄色い、五十六カレー専用のものだった。

【五十六カレー関連リンク】
AllAboutJapan:越後長岡の『五十六カレー』
長岡新聞:地域おこしの「五十六カレー」
常陽新聞ニュース:土浦市が「食のまちづくり」-山本五十六ゆかりの激辛カレー開発-
ご当地カレーあれこれ
NIKKEI NET:「五十六カレー」の名物シェフがフランス料理店を開店

 土曜は、関東地方は快晴。トンネルを抜けて新潟に入ると、白いモノトーンの世界。別世界だった。頭ではわかっているから防寒装備は万端にしてきたのだが、それでも、感覚が忘れている。
 新幹線が長岡駅に入る直前、仮設住宅を高架上から見た。寒さと舞い散る雪に、小さくなっているように見えてならなかった。
 実家近辺を歩いてみて、まさに長岡の冬。道路は消雪パイプの散水、除雪車が雪をのけたあとで端は山になっている。長靴で音を立てて雪を踏みしめる喜びは、内から湧き出てくるようだったけれども(われながら子どもみたいだと思う)、いま地震のあとに生活する立場ではどうなのだろう。建物や風景が当たり前の長岡でも、いつもの冬、なのだろうか。
 日曜に帰ってみると、関東も雪でしたけどね。
 新幹線ではぐっすり眠ってしまったので、いつの間にか大宮。行きはガラガラだったのに、越後湯沢からスノーボーダーやスキーヤーでいっぱいになったのも夢うつつ。慌てて発車間際に買った駅弁をかっこんだ。「がんばろう新潟」とシールの貼られた、「山古志牛焼肉弁当」。つい「山古志」につられてしまったのだが、しまった、これなら牛丼屋で食べた方が安上がりだったなあと思ったのも、あとの祭りだった。

【公開前に追記】
 乗車まで時間がないのに、職場用にボン・オーハシの土産菓子「銘菓・山本五十六元帥」(笑)も買って帰ったのだった。
 職場であけてみたら、おや懐かしいことば。菓子の「能書き」を記す。

ヤマトの勇姿を形にした
フィナンシェに、山本元帥が好んだ
パパイヤとマンゴーの2つの味が今、
お土産としてよみがえります。
 "シテミセテ、
 言ッテ聴カセテ
 サセテミテ、
 誉メテヤラネバ
 人ハ育タジ"   は、
山本元帥が残した
人材育成のための名言として
現在も受け継がれています。

 五十六ばんざーいという人間ではないのだが、なんか今回はカレーも買っちゃったり。
 でも、このことばは、上に立つ者は自覚してほしいなあと思うこと、よくありますよ。

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Comments

酒の話にはコメントしないと…(ウソです)。

『弐乃 越州』を、今年のダンナ方の新年会で飲みました。
食べながら飲むにはとても良いお酒だと思いましたよ。

『久保田』については、初めて飲んだのが萬寿(しかも大学生のとき…)という、ある意味とても不幸な出会い方をしてしまいました。しかも友達の家の2Fで長岡花火を見ながら、『冷えてないから』と言ってグラスに氷を放り込んで、酒を注いでガブガブ飲みました…。
今思うと自分を殴ってやりたいです。(^^;;

Posted by: りんどう | 2005.01.29 22:13

>グラスに氷を放り込んで、酒を注いでガブガブ飲みました…。
>今思うと自分を殴ってやりたいです。(^^;;

 …すごい飲み方だなあ。豪快というより無謀というか。
 自分で殴ってやりたくなってくださってよかった。でなければ、殴ってやりたいとコメントしそうになるよ〜、やっぱり。強烈(笑)。

 久保田の「萬寿」って自分の中ではそんなに評価高くないんですよ。
 自分の思い入れが高い(過去記事にも書いたけど、けっしてそのまま不動の評価を与えているわけでもない)、「久保田・碧寿」の上のクラスだから、機会があればありがたがっていただきますけれど。実際、おいしいし。
 評価が落ちるのは、価格がぽーんと高くなることなんだと思います。その分、うまいかっていうと…悩んでしまいます。久保田は久保田なんだろうけれど、紅寿とか翆寿同様、碧寿とは違う久保田、という感じ。飲みやすさ、きれいさよりも、大吟醸らしい華やかな香りが個性なんでしょうね。でもそれが、「ああありがたやありがたや」になってしまって、かえって気持ちの上で複雑な心境になっちゃうんです。
 碧寿だって、「山廃大吟醸」なんだよね。確か。

 それにしても、萬寿のロックってのは、うまかったですか?意外にイケるかもしれないな。
 右サイドバーに出した『日本酒味わい入門』にも、冷酒だけじゃなくていろんな酒の飲み方があるよ、燗酒もいいぜ〜なんて話があるので、よく考えてみるとアリかもしれませんね。萬寿のロック。
 やばい、やってみたくなってきた(笑)。

Posted by: roe | 2005.01.30 03:53

> 殴ってやりたいとコメントしそうになるよ〜

ですよね。(笑)
実はその家の友人のお父さんが『もらい物だけど』と言って出してくださって、『氷を入れて冷やして、氷が解けないうちに飲め』とおっしゃったんですよ。
そんで、久保田も萬寿も聞いたことのなかった女5人(だっけ?)でガブガブ飲むことに。(^^;;

> 萬寿のロックってのは、うまかったですか?
『花火』がメインだったのと、後のほうはえらく酔っ払ったのでよく覚えてませんが、最初の一杯はほわっと香って、めちゃくちゃ美味かったです。(誘惑)

Posted by: りんどう | 2005.01.30 20:38

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