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2005.01.17

Mac mini!コンパクトなセパレートMacの復権を期待する

macmini Mac専門ニュースサイトに任せておけばいいかもしれないが、書かずにはいられない。思いに任せた長文なのでご注意を。
 読み直してみると、いつもの3日分くらいある…。小出しにしておきゃよかったか。

・Appleホームページ「Mac miniのご紹介です。
・ITmedia「アップル、1月29日からMac miniを国内販売」「最強のiPod周辺機器――その名は「Mac mini」」スペック、価格など概要とMac miniの日本における新製品発表会の報告。
・ITmedia「「Mac miniはお買い得」は本当か

 「我々は、3年待ったのだ!」とは某映像作品で有名な台詞だが、3年どころではない。Macでは本当にひさかたぶりのセパレートタイプの省スペースデスクトップだ。期待していたG4Cubeが不具合ですぐに販売を中止してしまって以来、待つのも忘れていたほどだったから、Mac miniはとても魅力的に映る。とても。

 自分の初めてのパソコンたるMacは、Performa630だった。当時から、デスクトップは省スペースデスクトップ、セパレートタイプと決めている。
pm6300_160 生活スタイルから考えるとそれが一番いいと思ったのだ。Windowsノートとの平行運用、メインは場所のとらないデスクトップMac。
 結果的に630と同筐体の後継機種しか保有してこなかったのだから、「決めている」も何もあったもんじゃないんだけど。

 Performa630を振り返ってみる。
 Performaシリーズはエントリー(入門者向き)モデルで、上位にいわゆるMacintoshが位置していた。入門者向けということで様々なソフトも同梱され(これが初心者を惹くためでしかない、使えないソフトばかり)、Performa5755410等の一体型が主流を占めた。Macintosh自体がPCよりも高価なのだけれども、ハイエンドのMacintoshは本当に手が届かなくて、拡張性のあるタワー型などは別世界のように思われたものだ。
 Performa630は、LC630という比較的コンパクトなセパレートタイプの廉価モデルと、15'ディスプレイ、その他拡張カードやソフトウェアのセットだった。LC630は売れに売れた。一時代を画したと言われたのも忘れられて久しい。ColorClassicIIのように愛らしい形状等でMacの「時代」を代表したのではなくて、安くて売れて普及に貢献した「ただの」Macだったからだ。

 同等のカテゴリがなくなってしまった、その経緯。
 購入後、CPUにPowerPCを導入したPowerMacintoshへの移行、対応した次世代OSの開発が続いた。しかし、販売戦略も開発戦略もまずかったのだろう、Appleの経営も大いに揺れ、傾いた。
 そうこうしているうちに現CEOのスティーブ・ジョブスがAppleに戻ってきて(創業者なのに"追放"されたんだそうで)、iMacが登場。乱雑になったラインナップが大幅に整理された。
 かくて、以後基本的に4つしか選択肢がなくなった。お客さんにはわかりやすいし、供給する側もやりやすいんだそうだ。
         エントリー ハイエンド
  デスクトップ  iMac   PowerMac
    ノート    iBook  PowerBook
 iMacは初心者向けデスクトップで、ディスプレイ一体型だ。ノートはもちろん、言ってみれば一体型ということになる。
(考えてみると一体型デスクトップってWindowsではもうほとんどないね。A4ノートがこのカテゴリを占めているんだろう。)
 こんな流れで、セパレートタイプのデスクトップはMacintoshのラインからはなくなってしまった。残るPowerMacは、おそろしいことにタワー型である。自分にとっては、ものすごく場所をとるし、高価で、そんなすごい性能いらないよ、っていう感じ。
 「コンパクトなセパレート・デスクトップ」というカテゴリがほしかったのだ。
 なかったから、自分は新しい機能・性能を付加するには改造に走るしか、なかった。仕事場でもどこでももち運べるWindowsノートを別にもっているのだから、PowerBookは買いたくても「使わない」のだし。
 要するに、「iMacのバカ…」と言いたい。
 iMac自体は、好きな製品、ほしいと思わせるデザインだったんだけれど(初代二代目現行eMacとどこが違うんじゃ〜)、自分には必要がないんだよなあ。縁がないっていうか。

 ところで、「コンパクトなセパレートデスクトップ」のメリットは、周辺機器だと思う。
 自分が当初からWindowsノートと「二足の草鞋」態勢を取ったこともある。プリンタもバックアップ用のメディアも共用可能なものばかり、比較的場所をとらない小さな薄いものが多い。「拡張性が高い」と言われるタワー型だが、内蔵してしまうと次の機種に移行したときに流用できない。最初にやってきた15'ディスプレイは「Windowsノートつなげられますよね」と確認してから購入を決めたし、ブラウン管が不調になって廃棄するまで使い続けた。
 そして、いつかは来るだろうと思っていた、「デスクトップ用ディスプレイの液晶・薄型化」と「キーボード、マウスの無線化」の時代。これもこれまでは一体型では実現できなかった。いまでこそ二代目iMacから薄型液晶を採用しているが、改造した旧Macで先に実現できてしまった。静音化の前に、実現できたときはまさかと思った。タワー型にいろいろなものを内蔵したり、無線化したくなるのもわかる。ケーブル類でごちゃごちゃするのが目に見えているから。

 その、ディスプレイの話。
 Performaの15'ディスプレイがいかれてしまって、まだ液晶ディスプレイは安くないだろうなと思ったら、ちょうど安くなり始めたところだった。本当に助かったと思った。購入できる予算範囲内になんとかあった、SONYの15'を入れた。
 そのときに知った・思ったことを項目にしてみよう。

充分きれいで、「液晶ならでは」の目が疲れない利点があること。
ブラウン管は明らかに耐用年数が限られていること。ブラウン管の方が目に優しいところもあるらしく、評価の高いブラウン管ディスプレイにはひかれるが、中古は難しい。
Windowsノートも気軽につなげること(Appleマークもないので…笑)。ケーブルを出してしまえばおしまいだろ、との意見もあるだろうが、液晶ディスプレイが薄くて軽くて場所をとらないせいもある。今ではCPU切替器という便利グッズがあるが、ケーブルの差し替えは面倒だった。
ディスプレイに附属していた内蔵スピーカーがすばらしいこと!Macの起動音を初めてステレオで、クリアな音で聴いた。そんなに感動するような音かよ→自分。でも、テレビチューナーは当初より常用しているし、CDは言わずもがな、最近ではiTunes。スピーカーなしには、いまのパソコンの親しみやすさ、楽しさは考えられないでしょう。

 まとめ。
 今回のMac miniのポイントは、進化したディスプレイ、キーボード、マウスを前提にして考えれば、実にいいところを突いている。いまのMacはMacOS Xになって周辺機器は格段にWindowsと互換性が上がっているはず(キーボードはちょっと苦しいか)。Windows機の周辺機器をそのまま使って、Mac miniに移行できるのだ。
 値段も一見すると、安い。Macとは思えないほど、安いよ。具体的に導入を検討して試算した友人によると、ちゃんと増設すると高くなるらしい。原因は二つ、スロット数がないため一枚で大容量のメモリを入れる必要がある(これが高い!)のと、無線LANカード。でもそれでも10万円超ならタワー型のPowerMacG5よりもずっと魅力だと思うけどな。自分が買うなら、製品としてこなれてきてからだし。
 その上、MacOS Xになって、かえってMacは家電化が進んだ印象をもっている。この「家電化」という意味で、いざというときの本体そのものの拡張性は重要視しなくてよくなった。安定運用を妨げるような機能拡張や改造は、しない方がいい。
 自分はOS Xをいまだに触っていないが、要はUNIXにMacの皮をかぶせた代物だということだ。だからOS Xに移行したとき運用面で意識を変えようと考えているのは、システムに下手なカスタマイズはできないこと。旧OSは起動ドライブをどこに指定してもよかったから、複数のシステム構成を準備することができた。しかしOS XはUNIXとしていじるのでなければ、旧OSのような安易な機能拡張は考えない。データだけバックアップしておいて、いざとなったらシステムは「初期化→リカバリ」が一番安定した運用が望めるのではないか、と考えている。

 Mac miniは、標準的なものはすべて内蔵しているし、必要な機器は外部につなげばいい。これまで延々述べてきたごとく。
 余計なものをそぎ、必要にして充分。実に軽快な印象のMacだ。

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