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2004.09.05

久保田碧寿、乎友

 この土日、新潟の実家に行ってきた。
 手土産ももたずに悪い息子だが、いま住んでいる地域には魅力ある土産が少ない。忙しくて疲れていると、週末だけの帰省には準備が至らない。
 着いてから、地元で酒を買いに出た。地元でも、自分が好きなお勧めの酒で許してもらおうと思ったからだ。

 朝日酒造の酒で、久保田という銘柄の酒がある。
 新潟の有名な酒として、越乃寒梅、八海山と並び称されて久しい。寒梅は飲む機会が少なかったこともあって味がわからないし、八海山は好きだったが、だんだんよさがわからなくなっていった。有名になって、生産量が上がったために手のかけ方が変わったらしいと、八海山酒造の近隣に住む親戚からも聞いている。久保田はまだ、自分にとってはありがたみが薄れていない。その中でも碧寿というクラスの酒にはひときわ思い入れがある。
 昔に比べれば酒を飲む機会も減ってきて、味覚も衰えてきているものだから、自分にとって原点のはずの越後の酒も「端麗辛口、水の如しと言うがほんとに水みたいじゃないか」なんて感じてしまうことがある。でも、久保田の碧寿とは幸福な出会いが続いている。学生のくせに初めて田舎から買って帰った酒だったが、ほかにも節目節目で「おいしい」と思わせてくれた。
 酒も生き物だから、出来不出来もある。「ある銘柄だから常にいい」というものでもないと思っている。よさなんて比べてみなければわからないし視野を広げれば別のよさも見えてくるだろうと、いろんな酒を飲んでみるようにしていて、実際新たに気に入った酒もある。体調や一緒に食べる料理によっても感じ方も違う。だから、必ずしも碧寿だからといって期待しないで飲んでいるのだが、結果的にいい出会いが多かった。

 久保田、東京で探すともちろん高い。
 それが、四合瓶で2400円だった。
 田舎の街にある酒屋はけっこう探してある。どこの店にはどんな酒が置いてあるとか。いろんな酒が飲んでみたくて、あちこちの店に寄ってみていたらだんだん蓄積されてきた。
 今回買いに行った店は、朝日酒造の酒を主力に置いている店で、都会から若店主が戻ってきてやっている。
 「乎友」(こゆう。友を呼びて飲む酒)という限定純米吟醸があるが、これはそもそもは朝日酒造が酒販店を対象に酒造りを実際にやってみるという研修企画があって、そのとき造った酒を売りに出したというものだそうだ。出たばかりの頃にちょうどこの店を見つけて若店主から聞いたのだが、今では少し違っているのかもしれない。都会でも最近置いている飲み屋が出てきた。
 で、久保田碧寿1本を隣の家に、乎友1本を実家に。碧寿もう1本を昨晩一緒に飲んできた。おいしかった。

 今日の昼間、家族で「久保田」の銘はどこから採ったんだっけ、という話になった。杜氏さんの名前からじゃねえか、なんてことを言う。いや社長(蔵元)さんの屋号だったと思うがなあ、などと話していたので、帰宅してさっき確認した。
 朝日酒造のホームページに行くと、やはり

創業時の屋号を冠した個性的な「久保田」。初心への熱い想いを込めて。
 とあった。

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